通信制高校を選ぶ基準

カリキュラム内容を比較する

通信制高校を選ぶ基準 10項目

①学期はどうなっているか。入学の時期はいつか。
2期制と3期制の二つあります。多くは2期制を採用しています。入学の時期は、4月からと10月からスタートする場合がほとんどです。

②入学方法はどうなっているか。
入学の選考基準として、ⅰ書類選考のみ、ⅱ書類選考+面接、ⅲ書類選考+面接+作文、ⅳ書類選考+面接+学力試験の4類型があります。私立はⅰ又はⅱを選考基準にするところが多く、公立はⅲ又はⅳを選考基準にするところが多いと言えます。

③授業カリキュラムとその基準はどうなっているのか。
主に、添削指導(レポート提出)、面接指導(スクーリング)、試験によって卒業を目指すシステムとなっていますので、その要綱を確認しておくことは必須です。

④出願しようとする高校の経費はどのくらいか。

⑤どのような教育設備があるか、そしてその評価はどうか。
最近ではインターネットを利用した教育を導入しているところも多くあります。実際に体験してみて、映像の品質、音声品質、質問制度を確認することは重要といえます。形ばかり導入していて、品質が良くないなんてこともあるかもわかりません。

⑥前在籍高校の単位などの成果がどれくらい認められるか。

⑦高認試験の科目が高校卒業資格を得るのに必要な単位数に組み込まれているか。

⑧除籍の制度はあるか。また、それが適用される基準は?

以上のことを念頭において、資料請求、説明会などに参加されるとよいと思われます。想像していたのと違う、実際に通ってみたらなんか満足いかない。そんなことを減らすためにも、この労力は惜しんではならないと思います。この労力を惜しむとあとで倍以上の労力を費やすことになるかもしれません。実際に動いてみると、だんだんやる気が出てくるなんてこともありますよ。

また、文部科学省のデータによると平成24年度の通信制の学校数が約210校、生徒数が約18万人ということです。生徒数は、平成12年以降ほぼ横ばいですが、学校数は、平成11年から見て倍近くに増えています。また、生徒の就業状況については、約65%が無職、約28%がパート等、約5%が正社員という状況です。